「DAIHATSU presents第4回トライアングルチャンピオンシップ 山梨・静岡・長野 小学生バドミントン大会」レポート 小学6年生から4年生の代表選手が頂点を目指して激戦 山梨県勢では4年生男子シングルスで渡邊睦が準優勝に輝く!

ゲーム率で悔し涙をのんだ山梨代表の齋藤

2月22、23日の2日間、甲府市の緑が丘スポーツ公園体育館にて、「DAIHATSU presents第4回トライアングルチャンピオンシップ 山梨・静岡・長野 小学生バドミントン大会」が開催された。この大会には、予選を勝ち抜いた小学6年生、5年生、4年生(4年生の部には3年生の代表も含む)の各県代表8選手(計144人)が、学年ごとに6ブロックに分かれて予選リーグを戦い、上位2名が決勝トーナメントに進出し頂点を争うレギュレーションで行われた。また決勝トーナメントに進出を逃した選手も下位トーナメントに参加。そして2日目にはトーナメントで敗れた選手が交流戦と題したゲームも実施し、例年以上に多くの実戦を経験できる場を設けた。

開会式には、大会の冠協賛である 山梨、静岡、長野の3県5社のダイハツ販売会社から、山梨ダイハツの青木保常務取締役が参列し、「ダイハツグループの理念に、お客様に寄り添い暮らしを豊かにするというものがあります。その一貫としてこのようなスポーツの応援というものもございます。寒波の影響による寒さに負けないように頑張ってください」と選手たちにエールを送りました。

大会初日は、予選リーグを実施。山梨県勢で奮闘したのは、昨年の全国小学生ABCバドミントン大会で山梨県代表となった小学4年生の渡邊睦と齋藤小晴。渡邊は初戦で同じ山梨で3年生ながら予選を勝ち抜いた舟久保吏槻を21-6、21-5で退けると、その後も危なげない試合運びで3連勝を飾り、決勝トーナメント進出を決めた。一方の齋藤は、初戦を勝利した後の2戦目、1セットを奪われるも、2セット、3セットを取り返して逆転勝利。3連勝を狙ったが、3戦目で長野代表・徳村杏音(3年)と激突したが、相手の巧みなシャトルさばきに翻弄されストレート負け。上位3人が2勝1敗で並ぶ形となったが、獲得ゲーム数の差で決勝トーナメント進出を逃した。

開会式で挨拶をした山梨ダイハツの青木常務取締役

会場では山梨ダイハツのスタッフが参加者への記念品を配っていた

2勝を挙げながら、上位の決勝トーナメントに進出を逃した齋藤小晴

相手のペースにハマり黒星となった渡邊が来年のリベンジを誓う

大会2日目は、決勝トーナメントならびに下位トーナメントを実施。下位トーナメントでは前日悔しさを味わった齋藤が決勝まで駒を進めたが、決勝では長野代表・市川玲奈にストレートで敗れ、敢闘賞獲得とはならなかった。下位トーナメントでは5年女子で柳川百音も決勝に進出。1セット目を21-13で奪ったが、2セット目は大接戦に。一時相手にリードを許す場面もあったが、最後は柳川が意地を見せて22-20で勝利し、下位トーナメント勝利者に送られる敢闘賞を手にした。試合後柳川は、「最後の試合だったので全力を出し切れたのがよかったです。来年は、決勝トーナメントに進出して3位以内に入りたいです」とさらなる高みを目指すことを誓ってくれた。

山梨県勢で唯一決勝トーナメントに進出した渡邊は、前日同様に初戦から危なげない試合運びで決勝まで駒を進めていった。迎えた決勝戦。相手は、準決勝で見事な逆転勝ちを収めた長野代表の内山陽太。渡邊は正確なショットを武器に相手を揺さぶるが、スピードある相手のショットにペースを乱し、リードを許す展開。流れを掴みかける場面もあったが、最後まで内山を崩すことができず2対0のストレートで準優勝となった。試合後渡邊に話を聞くと、「とにかくすべてが足りなかった」と反省。しかし「来年は優勝できるようにもっと練習をします」と前を向いた。

すべての試合終了後には、大会を協賛するヨネックス所属の友金利玖斗選手が登場。各部門で優勝した選手たちとエキシビションマッチを行い、素晴らしいプレーを見せてくれた。

来年こそは優勝したいと決意を新たにした渡邊睦

5年生女子下位トーナメントの激闘を制して笑顔を見せた柳川百音

友金選手は、各部門の優勝者と対して華麗なプレーをみせた

閉会式には山梨ダイハツの中島健二代表取締役社長が参列し、「今日は天皇誕生日かつ富士山の日という素晴らしい日に、こんなに盛り上がる大会が開かれ本当にうれしく思っております。昨年より試合数も増え、参加人数も増えていると聞いております。この大会を通じて技術の向上はもちろんのこと、さまざまな成長につながってもらえればと思います。又来年この会場でお会いできることを期待しております」と、選手ならびに関係者の皆様へ挨拶をした。

5年生、4年生は来年へ向けて、6年生にとっては小学生生活最後の大会で、大きな経験を積んだことは間違いない。この大会に参加した選手から未来のオリンピック選手が誕生することを願いながら、来年、選手たちがどんな成長をみせるか、今から期待は高まるばかりだ。

閉会式で挨拶をした山梨ダイハツの中島社長

6年男子の上位3人(左から鈴木奏哉<静岡・2位>、勝又陽翔<静岡・1位>、内山煌太<長野・3位>)と、下位トーナメントを制し、敢闘賞を手にした清水未来望(長野)

5年男子の上位3人(左から高木大翔<長野・2位>、内薗那月<静岡・1位>、阿部蒼空<静岡・3位>)と下位トーナメントを制し、敢闘賞を手にした井出甚太(長野)

4年男子の上位3人(左から渡邊睦<山梨・2位>、内山陽太<長野・1位>、花田紘也<静岡・3位>)と下位トーナメントを制し、敢闘賞を手にした田中瑛翔(長野)

6年女子の上位3人(左から徳村音凛<長野・2位>、吉平そら<長野・1位>、土井優花<長野・3位>)と下位トーナメントを制し、敢闘賞を手にした河村ひなた(静岡)

5年女子の上位3人(左から田辺藍琉<長野・2位>、鈴木稟佳<静岡・1位>、大石琴菜<静岡・3位>)と下位トーナメントを制し、敢闘賞を手にした柳川百音(山梨)

4年女子の上位3人(左から木下汐梨<静岡・2位>、黒岩真央<長野・1位>、大槻るい<長野・3位>)と下位トーナメントを制して下位トーナメントを制し、敢闘賞を手にした市川玲奈(長野)

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