「ママサカカップスペシャルマッチ Supported by 山梨ダイハツ」リポート 特別エキシビションマッチでFCフロールと釜水レディースがフルコートで激突!

女性への感謝を込めた特別なイベント

 5月28日、富士吉田市の富士山の銘水スタジアムで「ママサカカップスペシャルマッチ Supported by 山梨ダイハツ販売株式会社」が行われた。この試合は、「女性の皆さんに元気と楽しさを与えるDay」と題された、なでしこプレナスリーグ2部第9節・FCふじざくら山梨 vs ディアヴォロッソ広島の試合前にエキシビションマッチとして開催されたもの。当日のスタジアム前には、“ふじざくら de ツナガルマルシェ”もオープンし、来場した多くのファンで賑わった。

 今回のエキシビションマッチは、普段のママサカカップとは違い、フルコートでの試合。オーバー50ルールも適用されない通常ルールで行われた。この特別な試合に参加したのは、ママサカカップの常連であるFCフロールと釜水レディース。特別ユニフォームの着用や選手入場などのセレモニーもあることから、両チームの選手たちは、試合開始の1時間前から会場で入念なアップを行うなど、気合十分の様子だった。

スタジアム周辺にはキッチンカーなどが並びイベントを盛り上げていた

本格的な選手入場の演出も

FCフロールが見事な逆転勝利!

 15分ハーフで行われた今回のエキシビションマッチ。立ち上がりはFCフロールがボールを支配する展開に。それでも、釜水レディースはディフェンスを固めて得点を許さず、反撃のときを待っていた。そして迎えた前半9分、左サイドでボールを奪った釜水レディースは、カンターで前線にボールを渡すと相手ディフェンス陣が戻り切らぬ間にゴールネットを揺らし、先制点を挙げた。ボールを支配しながら先制点を許す嫌な展開となったFCフロールだが、その2分後にコーナーキックから直接ゴールを奪って同点に。前半はこのまま終了となり、後半戦に突入する。

 迎えた後半開始3分。FCフロールは、右サイドから起点をつくり相手エリアへ。巧みなパスワークから最後は豪快なシュートが相手ゴール右側に突き刺さった。その後両チームともに激しいせめぎ合いを繰り広げたが得点できず。追いつきたい釜水レディースは、残り時間わずかの場面でチャンスをつくったが、最後のシュートはサイドネット外側となり万事休す。試合は、2対1でFCフロールの勝利となった。

 試合終了後は疲労を隠せない選手も多かったが、最後は満足した表情を浮かべて両チーム揃って記念撮影を行い、会場を後にした。

 なお、エキシビションマッチ後に行われたFCふじざくら山梨の試合は0対0のドローだった。

この日、2ゴールを挙げ笑顔を見せるFCフロールの選手

フルコートといういつもとは違う環境でも思う存分にサッカーを楽しんだ選手たち

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取材・文/松野友克

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