第8回ママサカカップ大会レポート パスの強化で攻撃力に磨きをかけたFCフロールが悲願の初優勝!

初優勝を目指したチーム同士の1試合目は引き分けに

 12月16日、鳴沢村にある富士緑の休暇村フジビレッジで「FCふじざくらpresents 第8回ママサカカップ Supported by 山梨ダイハツ」が行われた。

山梨県内の女子サッカーの普及ならびに振興を目的に開催されている本大会は、第2回から全世代の女子サッカーを応援している山梨ダイハツが協賛中だ。

 今回はFCフロール、釜水レディース、富士川レディース、吉田ハーツに加え、FCふじざくらスタッフチームが特別参戦。総当たりのリーグ戦を1試合10分で行い、勝ち点が持っても多いチームが優勝となるルールで開催。今大会も50歳以上の選手がゴールを決めると2点という特別ルールが採用された。さらに、都合により人数が揃わなかったチームにはFCふじざくらの選手がサポートしてくれる「助っ人ふじざくら」も導入され、FCフロール、吉田ハーツの2チームが、このシステムを採用した。

 どのチームが勝っても初優勝となった今大会。1試合目は、共に攻撃力が武器となるFCフロールと富士川レディースが激突。試合序盤は、ミドルからでも積極的にゴールを狙う富士川レディースがボールを支配する時間が続いたが、ゴールは割れず。FCフロールもカウンターで攻め込む場面が見られたが得点にはいたらなかった。このまま試合終了かと思われたが、FCフロールが終了間際につくったチャンスをものにしてゴールを奪い、1対0で勝利を収めた。

 2試合目は釜水レディースと吉田ハーツの対決。吉田ハーツは「助っ人ふじざくら」を2選手活用したことで、フィールドプレーヤーは7人(通常は8人)で試合に挑むことに。それでもFCふじざくらの選手がママさんプレーヤーをうまくリードして、人数のハンデを感じさせないプレーを見せてくれた。一方の釜水レディースは、カウンターを軸にしてチャンスをつくったが、得点にはつなげられず、この試合はドローに。3試合目に、初戦で勝利したFCフロールとFCふじざくらスタッフチームが対戦。サッカー経験者が揃うFCふじざくらスタッフチームが先制点を奪い逃げ切りを狙うが、試合終盤に初優勝への執念を見せるFCフロールが同点に追いつき引き分けて試合終了となった。

ゴールを決めて喜びを分かち合うFCフロールの選手たち

FCふじざくらスタッフチームの参戦でよりハイレベルな大会に

FCフロールが残り2試合でゴールラッシュ!

 大会は前半5試合が終了した時点で、FCフロールとふじざくらスタッフチーム1勝1分、吉田ハーツが2分、富士川レディースと釜水レディース1敗1分と、各チームとも残り2試合の成績次第では優勝を狙える可能性を残した。そんな中で力を発揮したのがFCフロール。3試合目となった吉田ハーツ戦では、序盤に2得点となるオーバー50のゴールが決まり先制。その後1点差に詰め寄られたが、終盤にもオーバー50ゴールが決まって4対1で勝利。その後FCふじざくらスタッフチームが引き分けたこともあり、最後の釜水レディース戦で勝利すれば優勝が決まる状況に。プレッシャーのかかる最終戦となったが、FCフロールのメンバーはサイドからの展開、中央突破など巧みな攻撃パターンで4得点を挙げる快勝で初優勝を手繰り寄せた。

 表彰式では、優勝したFCフロールに大会オリジナルプラクティスシャツが、最後の試合で勝利し準優勝となった富士川レディースには、FCふじざくら山梨スタジアムクッションが贈呈された。また、MIP賞(Most Impression Player:最も輝いた選手)が各チーム(スタッフチーム除く)から1名選出され、FCふじざくら山梨2023リボンマグネットが贈られた。

 8大会中7大会に出場し悲願の初優勝に輝いたFCフロールの代表者は「この1年はパスの強化をしてきた。その成果を発揮できて優勝できて本当にうれしい」と笑顔を見せてくれた。

 回を重ねるごとにレベルが上っているママサカカップ。FCふじざくらスタッフチームの特別参戦も、ママさんプレーヤーの刺激となり、これまでとは違った雰囲気も漂っていた。2024年以降も大会は継続される予定なので、今後の盛り上がりにも期待が高まる。

最後の試合で勝利し、準優勝となった富士川レディースの選手

優勝したFCフロールのメンバー

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取材・文/松野友克

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