ママサカスペシャルマッチ Supported by山梨ダイハツ リポート 母の日を記念して行われた特別試合でママさんたちが大奮闘!

ママサカ優勝経験チーム同士が激突!

 5月12日、富士吉田市の「富士山の銘水スタジアム」で開催された2024年なでしこリーグ2部第10節FCふじざくら山梨vsつくばFCレディースの試合前に、「ママサカスペシャルマッチ Supported by山梨ダイハツ」が開催された。この企画は、FCふじざくら山梨が企画するイベントのひとつ。今回は母の日を記念し公式戦前のエキシビションとしてママサカスペシャルマッチが行われた他、スタジアムの外ではふじざくらグルメマルシェなども実施された。

 今回のエキシビションマッチに参加したのは、ママサカカップで3度の優勝を誇るアルティーと、第8回大会で悲願の初優勝を成し遂げたFCフロール。

 エキシビションとはいえ、選手入場などの演出も加わり、いつものママサカカップとは違う雰囲気ということもあり、両チームの選手ともにいつも以上の気合がみなぎっていた。

緊張の面持ちで入場してくるアルティーとFCフロールの選手たち

圧倒的な攻撃力を見せ付けたアルティーが勝利!

 試合は、15分ハーフで、選手たちはエキシビションマッチ用に用意された特別なウェアを着用してピッチに立った。

 前半が始まるといきなり試合は動く。ボールを支配したアルティーが中央突破からゴール前にボールを送ると、中央を走り込んだ選手がシュートを決めて先制点を奪った。その後も、アルティーがボールを支配し、FCフロールのディファンス陣を翻弄する展開が続いた。追いつきたいFCフロールもロングボールやカウンター狙いで相手陣内に攻め入る場面もあったが、なかなかフィニッシュにはたどり着けず。そして迎えた前半14分。先制点を決めたアルティーの選手がクロスボールを受け取ると、そのままドリブル突破で相手ディフェンダーを振り切り、豪華なシュート。これがゴールネットを揺らして、リードを2点に広げて前半を終えた。

 なんとか追いつきたいFCフロールは後半開始から積極的な攻撃を仕掛け、シュートまでこぎつける場面もあったが、ゴールネットは揺らせず。一方のアルティー、前半同様に巧みなボール回しや、すばやいカウンターで相手を翻弄。そして試合時間残り3分となったところで、華麗なワンツーパスからシュートを決めて3得点目。ゴールを決めた選手は見事にハットトリック達成となった。

 試合はこのまま終了。最後は、お互いが健闘を称え合い、記念写真の撮影が行われた。結果は3対0と差はついたものの、参加したママさん選手たちは、FCふじざくら山梨の選手と同じピッチで試合をしたことへの満足感と感謝に溢れてスタジアムをあとにする様子が印象的だった。

見事なハットトリックを決めたアルティーの選手

激しい攻防を見せたアルティーとFCフロールの選手

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取材・文/松野友克

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