サッカーの楽しさを伝えるプロジェクト ミニゲームでは子どもたちのパワーが炸裂!

ウォーミングアップから園児たちは元気いっぱい

 11月17日、甲府市の「社会福祉法人 かほる保育園」で、FCふじざくら山梨と山梨ダイハツが協力して開催している「サッカー教室プロジェクト」が行われた。

 今回、サッカー体験をした園児は、2クラスある年長組の52人(1クラス26人)。コーチには、FCふじざくらの南條里緒選手、井原美波選手、風間優華選手の3人に、山梨ダイハツから、田辺美香さんが、特別コーチのなべちゃんとして参加した。

 1クラスずつ30分間のプログラムの中では、ウォーミングアップとして、赤、青、黄の枠をコーチの指示通りに移動する島渡り鬼ごっこ、サッカーボールに慣れる意味合いも込めたボールタッチを実施。島渡り鬼ごっこでは、指定の枠内に移動する際、ワニ役となったコーチに捕まらないというルールも加えられた。園児たちは、コーチたちに捕まらないように全力疾走。途中からカニさん歩き、スキップなど移動方法を限定されても、コーチたちに捕まらず移動することに成功していた。

 ボールタッチは、最初は手を使って頭上にボールを上げてキャッチしたり、バウンドさせたボールをつかんだりとボールに触れる楽しさを味わった。その後は、ドリブルをしながら合図と同時に、頭やお尻、膝など指定された箇所でボールを止めるという遊び心いっぱいのルールが設けられていた。

ウォーミグアップのプログラムを楽しむ園児たち

子どもたちの強烈シュートにコーチ陣もタジタジ!?

 プログラムの最後は、園児たちとコーチ陣によるミニゲーム。園児たちは13人ずつに分かれて4人のコーチとハンデ戦で激突した。ここでは複数のボールを使用し、一人でも多くの園児にゴールする喜びを味わってもらうという意味も込められていた。

 園児たちは、遊びの中でもサッカーを楽しむことがあるためゲームにも慣れっこの様子。コーチに驚くのほどの、強烈なシュートを放ってゴールを決めて大喜びした男の子もいた。女の子でも経験のある子は、華麗なドリブルシュートを決めて満足気な表情を見せていた。また、コーチたちに点を取らせないようにゴールを複数で守るなど、経験者ならではの作戦も見受けられた。

 30分という時間が短かったのか終わりを告げられると、園児からは「もっとやりたい!」という声が多く聞かれた。特別コーチとして参加した田辺さんは、「子どもたちとのふれあいはとても楽しかったですね。なべちゃんと呼んででもらえてうれしかったです」と笑顔でコメント。
 
 共通のプログラムで行われているプロジェクトだが、開催する園ごとで違った光景が見られるのはとても新鮮だ。また、園児たちが「また、やりたい」とサッカーに興味を示してくれる表情を見ると、プロジェクトの意義が参加者たちに浸透しているのも伝わってくる。

ミニゲームでゴールを決める子どもたち

今回のサッカー教室に参加してくれた「かほる保育園」の園児たち

フォトギャラリー




構成/松野友克

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