ダイハツ全国小学生ABCバドミントン大会山梨県予選レポート 3年ぶりの全国大会開催へ向け6人の選手が代表権を獲得!

A級は男女ともに将来の有望株が代表権をつかむ

 5月22日、甲州市勝沼体育館で行われたダイハツ全国小学生ABCバドミントン大会山梨県予選。大会には県内にある4つのスポーツ少年団から男子25人、女子39人の計64人が参加。5・6年生のA級、3・4年生のB級、1・2年生のC級と3つのグループに分かれて男女それぞれ1人に与えられる全国大会出場の切符を争った。

 2017年よりダイハツ工業株式会社が大会スポンサーとなり、地域の販売会社とともに応援活動を行なっている。今回も、山梨ダイハツ販売株式会社の社員が会場設営などのサポートを行い、大会当日には、参加したチーム関係者に記念品を手渡す場面もあった。

 試合で注目を集めたのは、5・6年生が出場する男女のA級。女子では、昨年12月に行われた全国小学生バドミントン選手権の団体メンバーにも選ばれた津金心奏(6年/甲府ジュニアバドミントンクラブ)が圧倒的な強さを見せた。シードで2回戦からの登場となった津金は、自身の初戦で、2セット合わせて相手に奪われたのは4点のみと好スタート。続く準々決勝でも危なげない試合運びで勝ち進むと、準決勝で昨年のB級で優勝を果たした望月絆愛(5年/鰍沢バドミントンスポーツ少年団)と対戦。ここでも体格を生かした鋭いショットを連発し相手を寄せ付けなかった。秋山音花(6年/鰍沢バドミントンスポーツ少年団)と激突した決勝でも、いくつかショットミスはあったものの、相手を前後に揺さぶりながらポイントを奪う試合運びで勝利し、代表権をつかんだ。

 一方の男子A級では、昨年B級で優勝した武田琉依(5年/勝沼ジュニアバドミントンスポーツ少年団)が、女子の津金同様に全試合1セットも失わずにトーナメントを制した。武田は、1回戦から準決勝まで、6年生が相手となったが、スピーディーなショットを連発して圧倒。準決勝までの3試合6セットのうち10点以上を奪われたのは1セットとのみと抜群の安定感を示した。決勝は同じチームで練習をしている同学年の内田心堂が相手。1セットを21-15で選手した武田だったが、2セット目は、内田の粘り強い試合運びに苦戦を強いられる。一時リードを許す場面もあったが、最後は自身のペースを取り戻して21-19で競り勝ち、A級代表の座を射止めた。

抜群の安定感を見せつけ女子A級を制した津金

武田は、昨年のB制覇に続き、A級でも県の頂点に立った

開場時には山梨ダイハツのスタッフが、チーム関係者に記念品を贈呈

B級、C級でも期待の選手たちが実力を発揮

 3・4年生が出場したB級は、女子が坂本絢音(6年/甲府ジュニアバドミントンクラブ)、男子が藤井徠羽(6年/鰍沢バドミントンスポーツ少年団)の2人が優勝した。坂本は初戦、2戦目と3年生を相手に貫禄の試合運びで勝ち進み、決勝では中村夏海(4年/中道ジュニア)と対戦し、1セット目は相手に詰め寄られる場面もあったが、冷静さを失わずものにすると、2セット目は強さを見せつけてセットカウント2対0で勝利を収めた。一方の藤井は、前後に振られても食らいつく巧みな身のこなしを見せつけ、相手を寄せ付けなかった。なお、男子B級は、参加した全員が鰍沢バドミントンスポーツ少年団の所属。チームメイト同士での争いで、中には昨年C級で優勝した依田樹(3年)の姿もあった。依田は初戦で1セット目を奪いながらも、2、3セットを失い逆転負け。2セット目を接戦で落としたことで、試合の流れを相手に渡してしまったのが痛かった。

 総当りのグループ戦となったC級では、男子が渡邊睦、女子が斎藤小春と中道ジュニア所属の2人が優勝。小さい体を目いっぱい使ってプレーする姿がとても印象的だった。

スピード感ある動きで相手を翻弄した藤井

正確なショットを武器に優勝をつかんだ坂本

4人の総当たり戦で1セットも失わず優勝した渡邊

今後の成長が楽しみな斎藤

代表選手たちは8月の全国大会へ向け課題克服を誓う

 全試合終了後には閉会式が行われ、各グループ3位までに入った選手に賞状とメダルが授与された。また、大会スポンサーを代表して山梨ダイハツの中島健二社長が「すばらしい大会がつつがなく終えられたことは、関係者ならびに選手のみなさまのご尽力の賜物で、それに敬意を評します。全国大会に出場が決まった選手には、山梨ここにありを見せられるように頑張ってきてください」とコメントした。また、山梨県バドミントン協会の白倉一民会長も「全国大会が開かれる熊本で大活躍をしてもらいたい」と選手たちにエールを送った。

 試合後、代表選手に話を聞くと、女子A級優勝の津金は「試合が進むにつれサーブミスが目立ってしまったのは反省点。今後はミスを少なくできるように練習を頑張りたい」jと語る。男子A級優勝の武田は「今日は狙ったところにシャトルを打てた。でも、ネットにかけてしまうことも多かったので、全国までにはそこを修正して、優勝を目指して1試合でも多く勝ちたい」とコメントした。

 男子B級を制した藤井は「競った試合でも諦めずに戦い抜けました。それでも相手の逆をつくショットができなかったので、今後はその点を改善したいです」と語り、男子C級代表の渡邊は「プッシュやサーブのミスが多かったので、全国大会までには修正したいです」と、全国へ向けての改善点を口にした。一方、女子B級優勝の坂本は「ラリーを続けてチャンスで決められた部分が大きかった。でも、今日の内容だと全国では通用しないので、もっと練習を積み重ねていきたいです」と意気込みを語った。また女子C級で代表となった斎藤は「スマッシュを決められる場面があったのがよかったです」と笑顔を見せてくれた。

 全国小学校ABCバドミントン大会は、8月12日(金)~14日(日)までの3日間で、熊本県八代市で行われる予定だ。コロナ禍で2年連続中止となり、開催となれば3年ぶりとなる。代表選手の中には、昨年出場を決めながら本番に挑めなかった選手もおり、今年こそは全国の舞台で躍動する姿を見せてもらいたい。

全国大会出場を決めた選手たちにエールを送る中島社長

白倉会長も無事大会が終了したことへの感謝と選手への激励を語ってくれた

女子A級の上位3人。左から秋山音花(鰍沢)、津金心奏(甲府)、望月絆愛(鰍沢)

左から男子A級の上位3人。左から内田心堂(勝沼)、武田琉依(勝沼)、伊藤恵太(中道)

女子B級の上位3人。左から中村夏海(中道)、坂本絢音(甲府)、阪上莉歩(甲府)

男子B級の上位3人。左から深澤秀太(鰍沢)、藤井徠羽(鰍沢)、依田樹(鰍沢)

女子C級の上位3人。左から女子C級の上位3人。左から長谷川音澄(鰍沢)、斎藤小春(中道)、福沢千桜(勝沼)

男子C級の上位3人。左から雨宮颯太郎(勝沼)、渡邊睦(中道)、井田将悟(中道)



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取材・文/松野友克

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