年少クラスではサッカーボウリングで大盛りあがり
11月25日、甲斐市の「社会福祉法人万才福祉会 万才保育園」で、FCふじざくら山梨と山梨ダイハツが協力して開催している「サッカー教室プロジェクト」が行われた。約1年ぶりの開催となったこのサッカー教室には、FCふじざくら山梨から濱名花子選手、高山紗希選手、井原美浪選手の3人に、山梨ダイハツから窪嶋利奈さんが特別コーチとして加わり、子どもたちと触れ合った。
今回、参加した園児は、年少クラス12人、年中クラス16人、年長クラス14人の計42人。年少クラスのテーマはボールと楽しく触れ合うこと。最初は、ウォーミングアップとして赤、青、黄の枠をコーチの指示通りに移動する島渡り鬼ごっこを実施。
体が温まったところで、ミニゴール前に並べられたペットボトルを蹴ったボールで倒していくサッカーボウリングへ。2チームに分かれてどちらが早くすべて倒せるかという、ゲーム要素も加わり、園児も1本でも多く倒したいと一生懸命プレー。倒して笑顔を見せる子もいれば、倒せずに悔しがる子もいるなど、さまざまな光景が見られた。プログラム終了後に、園児たちに今後もサッカーをやってみたいかと聞いてみると、全員が大きな声でやってみたいと笑顔をみせた。
ミニゲームでは自らディフェンスを担当する子どもも
年中組のプログラムでは、ボールを使ったウォーミングアップも実施。4チームに分かれて並べられたコーンをジグザグにドリブルし、どのチームが早くゴールできるかも競った。年長クラスのウォーミングアップは、しっぽとりゲームを用いて、楽しみながらの準備運動となった。
その後年中、年長クラスではミニゲームを実施。より多くの子どもたちにゴールを決める喜びを味わってもらうために、複数のボールが使用された。そんななかで、年長のミニゲームではゴールを奪われないように、ゴールキーパーをやる子が自然と出てくるなど、子どもたちが自分たちで考えてプレーする姿に、コーチたちも驚いていた。
各クラス20〜30分という短いプログラムとなったが、子どもたちは大満足。年長クラスで、かつてサッカーをやっていた経験があるという男の子は、「もう一度、やってみようかな」と再び興味を持った様子を見せた。
子どもたちと触れ合った3選手は、「子どもたちのパワーに圧倒されそうになりましたが、かわいらしさと一生懸命な姿をみて、私たちもより頑張ろうと思いました」と、口を揃えた。
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構成/松野友克